飲ん方
忘年会シーズンで飲み会の多い時期ですが皆様何のお酒がお好きですか?
宮崎では圧倒的に霧島・黒霧島が良く飲まれているのですが、全国で売られている霧島と宮崎で売られている霧島は度数が違うことを皆さんご存知でした?
全国販売の物は25度なのに比べて、宮崎で売られているものは20度なのです。
みんなロックでくいくい飲んでしまうので度数を低く作っているという説もありますが、戦後、密造焼酎が出回った時の対抗処置として酒税額の安い20度で製造して、安い値段で焼酎を販売したのが始まりだそうです。
25度の黒霧島、1リットル=250円の酒税に対して20度の黒霧島、1リットル=200円なんですね~。
度数が低く飲みやすい20度の焼酎は酒税が安く、焼酎の値段が安い分昔から沢山飲まれていたのですね。
焼酎はビールなどの醸造酒に比べると体内のアルコール分解が早いので二日酔いになりにくいです。
低カロリーで価格も手頃なため、酒好きにはお勧めのお酒なんですね!
宮崎の田舎では”飲み会”の事を”飲ん方”と言います。
都会で言う飲み会とはちょっと違う田舎の飲ん方は、地区の集まりや新居の棟上げ、様々な行事の度に近所の方や親戚が集まって行われます。
そんな地域や親戚の触れ合いの場”飲ん方”に触れる機会の多かった子供時代。
勿論お酒の美味しさも教わりましたが、今思うと、杯を交わすことで人との交流が深まり地域のコミュニティーや信頼関係がうまれることも学びました。
飲ん方を通じて得る人との繋がりを大切に、そして自分の身体も大切に、皆様楽しい忘年会を過ごしてくださいね^^