風習
夜神楽が行われる当日、祓川地区の民家では蕎麦がふるまわれます。
電灯も無い夜道、星空の下をたくさんの人々がどの民家の蕎麦をいただこうか、ドアを開け中を覗く姿が見られます。
実際各家庭の玄関を覗くと、広い床の間に沢山の焼酎やおもてなしの料理が並べられ、20,30もの人々が楽しそうに食事をしているのです。
祓川地区の各家庭では、当日家を訪ねてきた人々におもてなしをするという風習があります。
知り合い、親戚、見知らぬ観光客も一緒になって蕎麦や煮物、焼酎をいただきます。
ご主人や初対面の方々と酒を交わしながら、祓川地区の歴史や伝統・霧島神話の話を聞けるのもまた、祓川神楽の醍醐味であると感じた一日でした。