Zbrush~DMM3Dプリントサービス Vol.004
3Dプリンタで造形の際に欠かせないに中抜き(肉抜き)の工程をおさらいしたいと思います。
肉抜き処理をする理由は大きく3つだそうです。
- ムク(中身が詰まった状態の事)の場合だと、ヒケ(窪みや凹みが生じる事)や収縮が発生してしまう。
- 肉抜きにより表面数が増え、強度と形状保持により適している。
- 石膏の使用量が減り、出力費用が抑えられる
Zbrushには、Dynamesh機能を使ってブーリアン演算ができるみたい。
ということで、中抜きの方法をZbrushでおさらいしてみます。
①まず、中抜き処理を行うモデルをDynameshモードにします。
②中抜き用の穴の型をTool-Subtool-Appendで追加。その型に-MeshのPolygroupを割り当てます。
③Tool-Subtool-MergeDownで二つのMeshを統合。
④Tool-Geometry-Dynamesh-Thicknessの値を設定し、CreatShellをポチリ。
⑤Tool-DisplayProperties-Flipでポリゴンを反転させて中抜きがされているかを確認。
もう一つのやり方もおさらいしたいと思います。
①まず、中抜き処理を行うモデルをDynameshモードにします。
②InsertHCylinderBrushを選択。ALTKeyを押しながら描画すると、NegativeMeshとして追加されます。
③中抜きの厚みを考慮して、Meshの大きさを調節。
④マスクを解除して、再度Dynameshを更新。
中抜きの厚みの調節は、Tool-Geometry-Thicknessの値で調節するみたいです。
単位はパーセンテージなので、2mmの厚みを指定出来ないところが残念ですが…
こればっかりは実寸とその割合で判断するしかなさそう?です。
薄すぎると脆く造形不可になってしまうので、ちょっとぐらい厚めの方がいいと思います。
今回は、実験なのでモデルはSphereを利用してやってみました。
実際はもっと複雑なモデなのでこんなに簡単には行きませんでした。
ということで、来週は、もう一つの中抜きの仕方を説明したいと思います^^